完成したPinn Dripperを二人で「僕らの子供」と呼ぶほど熱い想いを注ぎ込んできた石井さんとプロダクトデザイナーの松原さん。そんな二人が語る、開発の舞台裏とは?
(石井さん)松原さんは『美しいだけでなく、ちゃんと機能しているか?』を常に口酸っぱく問いかけてくれました。僕にあるのは味の理想像。ドリッパーを形にするのは松原さんにお任せして、試作のドリッパーができるたびにコーヒーを淹れては検証し、要望を伝えてました。その熱いキャッチボールがあったからこそ、ここまでPinn Dripperを追求できました。
(松原さん) 石井さんの中に目指す味のビジョンが明確にあり、コーヒーを淹れた瞬間の表情でOKかどうかわかるほどでした。石井さんの要望と合わせて、工場の生産の制約と機能面、デザインをどうすり合わせるか、その試行錯誤のプロセス自体が楽しい体験でした。
10年前に生まれたORIGAMI Dripperを超える新作を作るのは大きな挑戦でしたが、石井さんのコンセプトと出会えたことで、全く新しいドリッパーを形にできました。ORIGAMI Dripperのリブは20本、Pinn Dripperのリブは10本であることりよる違いに始まり、あらゆる点でコンセプトが異なります。開発にあたり、陶磁器の可能性をさらに広げられたと感じています。