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ペーパーフィルターの選び方
ペーパーフィルターは、ドリッパーにセットしコーヒー粉を入れお湯を注ぎろ過することで、コーヒー成分を含んだ液体を抽出します。コーヒーに含まれる油分や細やかな粉がペーパーフィルターで漉されることで、すっきりしたクリアな味が出ます。
また、ペーパーフィルターの色は漂白(白)と無漂白(茶)がありますが、紙の匂いが少なくコーヒーの風味や味わいに影響しにくい、白の漂白タイプをおすすめします。
ペーパーフィルターの形は大きく分けると、円すい型・ウェーブ型・台形型の3種類に分かれます。
ドリッパーの形状によって、使用するペーパーフィルターの形状は異なり、今回 はORIGAMIドリッパーで使用できる「円すい型」と「ウェーブ型」の 2 種類についてご紹介します。
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コーヒー粉の層が薄くなるウェーブ型を使用した場合、お湯が層を通過する時間が短く、粉の上層と下層の抽出状態がほぼ同じになるため安定したコーヒーを抽出することが可能です。
豆の違いなどによって、酸味、苦味、または甘味のどれかの味が特に顕著になるはずです。
また、ウェーブフィルターはドリッパーとのペーパーの隙間が狭く、側面からお湯が抜けにくいので抽出効率が高いので短い抽出時間でもしっかりとした味わいが出ることが特徴です。
お湯が安定してコーヒー粉から抜けるため、抽出されたコーヒーは雑味の少ない、甘さとボディが感じられます。
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ポイント
ペーパー:円すい型フィルター
挽き目:中挽き(若干細かめ)
粉量:15g
水量:250g
水温:91°C
注水方法:5 回均等に 30 秒ごとに 50g の水を注入
*1~3 投目:500 円玉くらいの円を描くイメージで注ぐ
*4~5 投目:真ん中にやさしく注ぐ
トータル抽出時間:落ち切り
味わいの特徴:ブライト・アシディティがしっかりめ
美味しいコーヒーを淹れるときに、どのペーパーフィルターを使用するかはとても重要な要素の1つです。
ORIGAMIドリッパーは1つのドリッパーで2種類のペーパーを使用できることが大きな魅力です。
同じコーヒー豆でもペーパーフィルターを変えることで、抽出されるコーヒーの味わいは変化します。
朝の目覚めのコーヒーはすっきりと明るく、午後のブレイクタイムにはしっかりめのボディなどその時の気分に合わせたり、コーヒー豆によって変えるなど、ORIGAMIドリッパーの楽しみ方は無限大です。
美味しさに正解はありません。自分なりの美味しいコーヒーレシピを見つけてみてください。