カラフェの広い底面はスワリングしやすく、すぼまった口径がアロマの揮発成分を効果的に保持します。

特別な器具や複雑な手順を必要とせず、誰でも手軽にコーヒーのアロマを存分に楽しむことができます。

独自の形状により、底面の面積は従来のほぼ2倍。熱伝導率が高まり、冷却が速く進み、揮発成分の保持にもつながります。

鼻をアロマの集中点に自然に近づける形状で、外部の匂いの干渉を防ぎながら、アロマを感じやすい形状です。

スワリングすると、壁面に沿って液体の動きが生まれ、アロマの解放が促進されます。

付属のディストリビューターを使用することで、

抽出されたコーヒーがカラフェの壁を伝い、

シャワー状に落ちます。また、ディストリビューターがカラフェの蓋として機能し、アロマをよりしっかり閉じ込めます。
※ガラス製カラフェのみ

カラフェとハンドルはどちらも日本製で、一点一点丁寧に手作業で仕上げられています。

職人の技が光る、特別なハンドメイドプロダクトです。

カラフェは、良質な土と熟練した陶工が集まる日本有数の陶磁器産地、岐阜県瑞浪市の株式会社深山で製造されています。

この地域で生まれる陶磁器は「美濃焼」と呼ばれ、美濃焼はORIGAMIのアイデンティティでもあります。

SIBARISTが生み出した美しいデザインを、ORIGAMIらしい美濃焼で表現しました。

美濃焼の磁器は陶土に多くのガラス質を含み、焼成後の白さと高い強度が特徴です。

このカラフェは、「排泥鋳込（はいでいいこみ）」と呼ばれる製法で、陶土を水で溶かした液状の泥漿（でいしょう）を石膏型に流し込み、石膏が水分を吸収することで内側の泥漿が少しずつ固まります。目標とする厚さに達した段階で型を反転させ、余分な泥漿を排出します。

この排泥鋳込の工程では、石膏型の設計から乾燥時間、型から取り出すタイミングまで、職人の豊富な経験と繊細な技術が求められます。

今回は、SIBARISTの美しいデザインを磁器で忠実に再現するため、陶磁器特有の焼成時の収縮率や歪みを考慮し、緻密な計算のもと石膏型を設計。さらに、泥漿の乾燥時間もその日の気候や湿度に応じて職人の手で調整されています。

型から取り出したカラフェは口元を滑らかに整えた後に乾燥、素焼き、施釉の行程を経て本焼成します。

陶磁器の一大産地・美濃で受け継がれてきた陶工たちの知恵と技術が結集し、この製品がうまれました。

ハンドルパーツはレザー製で、神奈川県川崎市のPRODUCT BASE SKLO にて一つひとつ丁寧に制作されています。

素材には牛革のタンニン鞣し革を使用。使い込むほどに柔らかく、自然な艶が増し、手にしっくりと馴染んでいきます。

カラフェのシンプルなフォルムに調和する、シームレスでミニマルなデザインに仕上げました。

磁器製カラフェのデザインをそのままに、ガラス素材でも展開します。

ガラスカラフェには、専用パーツのディストリビューターをセットすることで、コーヒーが真下に落ちるのではなく、カラフェの壁面を伝って美しく流れ落ちます。

コーヒーが空気に触れる面積を抑えることで、液体の攪拌や酸化による揮発成分の放出を防ぎ、アロマをしっかりと液体内に保持します。

また、シャワー状に流れるコーヒーは視覚的にも美しく、抽出の時間そのものを楽しむことができます。カフェでのオペレーションや競技会でのプレゼンテーションでも存在感を放つデザインです。

ハンドルパーツはシリコン製で、耐熱性と実用性を兼ね備えています。