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ORIGAMI CUP JAPAN 2026

世界への挑戦が、ここから始まる。

2026年10月12日(月・祝)、東京・原宿のdotcom space Tokyoにて、「ORIGAMI CUP JAPAN 2026」を開催しました。今年の大会は、2027年に開催される「World ORIGAMI CUP 2027」への出場権をかけた、特別な一戦。

世界の舞台へとつながる挑戦を前に、コーヒーへの情熱を持つ競技者たちが集まり、それぞれが思い描く最高の一杯を追求しました。

舞台となったのは、昨年に引き続き、東京・原宿のdotcom space Tokyo。

ファッション、アート、音楽など、多様なカルチャーが交差し、新しい価値観が生まれ続ける街、原宿。

その一角にあるdotcom space Tokyoは、コーヒーを通じて人々が集い、交流する場所として、ORIGAMI CUPの世界観とも重なる会場です。

競技者が真剣に一杯と向き合う緊張感。その挑戦を見守る観客の熱気。そして、コーヒーをきっかけに自然と生まれる会話や新しい出会い。世界大会への切符をかけた競技でありながら、コーヒーを愛する人なら誰もがその空気を共有できる、開かれた場所。そんなORIGAMI CUP JAPAN 2026の一日を振り返ります。

01. 一杯のおいしさを競う、その理由。

ORIGAMI CUPは、ORIGAMI Dripperを使用し、一杯のコーヒーのおいしさを競うハンドドリップの大会です。

プロのバリスタからホームブリュワーまで、経験や肩書きにとらわれず、コーヒーへの情熱を持つ人々が同じ舞台で挑戦します。

コーヒーの味わいは、豆の種類や焙煎度だけで決まるものではありません。

挽き目、湯温、注ぐスピード、抽出時間。さまざまな要素が重なり合い、一杯のコーヒーが完成します。

同じ豆、同じ器具を使用しても、淹れる人が変われば、そこから生まれる味わいも変わる。

そこに、ハンドドリップの奥深さと面白さがあります。

ORIGAMI CUPが大切にしているのは、勝敗だけではありません。

一杯のおいしさを追求する過程で、新しい抽出方法や異なる考え方に触れ、互いに刺激を受けながら、コーヒーの可能性を広げていくこと。

そして、競技をきっかけに生まれる出会いや交流を通して、コーヒーを愛する人々のつながりを育んでいくこと。

一杯のコーヒーを競う、その先にあるもの。

それこそが、ORIGAMI CUPを開催し続ける理由です。

02. 原宿に集う、コーヒーとカルチャー。

ファッション、音楽、アートなど、多様なカルチャーが交差し、新しい価値観や表現が生まれ続ける街、東京・原宿。今年も昨年に引き続き、この街にある「dotcom space Tokyo」を舞台に、ORIGAMI CUP JAPAN 2026を開催しました。ORIGAMIが大切にしているのは、コーヒーを単なる飲み物や技術としてだけでなく、日々の暮らしを彩るカルチャーとして楽しむこと。

お気に入りの道具を選ぶことも、自分らしい淹れ方を見つけることも、誰かと一杯のおいしさを分かち合うことも。そのすべてが、コーヒーを楽しむという体験につながっています。

そんな自由な感性が集まる原宿という街は、ORIGAMI CUPが目指す世界観とも重なります。

大会当日は、世界大会への出場権をかけて挑戦する競技者たちの真剣な姿を中心に、コーヒーを愛する人々が集う空間が生まれました。

競技を間近で観戦する人、応援に訪れた人、そしてコーヒーを楽しむために足を運んだ人。

それぞれが異なる目的で訪れながらも、同じ空間で一杯のコーヒーを共有する。

競技の緊張感と、イベントならではの自由で開かれた雰囲気。

その両方が共存することも、ORIGAMI CUPならではの魅力です。

03. 世界への切符をかけた、一杯。

今年のORIGAMI CUP JAPAN 2026には、これまでとは異なる大きな挑戦がありました。

それは、2027年に開催される「World ORIGAMI CUP 2027」への出場権がかかっていたこと。

日本で生まれ、世界各地へと広がりを見せているORIGAMI CUP。

その世界大会へとつながる舞台として、今年の日本大会は特別な意味を持つものとなりました。

目指すのは、自分が思い描く最高の一杯。

そして、その先にある世界への挑戦。

競技者たちは、それぞれの経験や技術、コーヒーに対する考え方を、一杯の抽出に込めて競技に臨みました。

 

一杯に込められた、それぞれのアプローチ。

 

ハンドドリップは、シンプルな道具と動作によって成り立つ抽出方法です。

しかし、その一つひとつの選択が、カップの中の味わいに影響を与えます。

挽き目、湯温、注ぐタイミング、抽出時間。

同じ条件の中でも、何を重視し、どのように抽出を組み立てるかによって、競技者それぞれの個性が表れます。

限られた時間の中で、自分の目指す味わいをどこまで表現できるか。

競技が始まると、競技者たちの意識は目の前の一杯へと集中していきます。

お湯を注ぐ手元、抽出の進み方を見つめる視線、完成したコーヒーを差し出す瞬間。

その一つひとつの所作から、一杯に向き合う真剣さが伝わってきます。

競技者が積み重ねてきた時間と経験が、限られた競技時間の中に凝縮される。

世界への挑戦がかかった今年の大会では、その一杯が持つ意味も、より大きなものとなりました。

 

 

会場を彩った、パートナーブース。

一杯のおいしさを見極める、4人のジャッジ。

左から

Sherry Hsu / シェリー・シュー

Sherry Selection / Founder

2019年・2020年のTaiwan Brewers Cupで優勝。2022年にはWorld Brewers Cupで世界チャンピオンに輝く。コーヒー生産地への訪問や競技者のコーチングにも携わり、国際的に活動している。世界大会ではORIGAMI Sensory Flavor Cupを使用した実績も持つ。

 

ELYSIA TAN / エリシア・タン
MAME / Brand Manager

Singapore Brewers Cupで2019年、2022年、2024年、2026年の4度の優勝を果たし、World Brewers Cupでも2度のTOP6入りを達成。現在はMAMEのブランドマネージャーとして世界各地で活動するほか、ORIGAMIの初期からブランドを支えるパートナーとしても活躍しています。

 

鈴木 康夫 / YASUO SUZUKI

TRUNK COFFEE / CEO

名古屋を拠点に、スペシャルティコーヒーの可能性を追求するTRUNK COFFEEの代表。2019年には中国・深圳にも店舗を展開するなど、日本国内にとどまらず活動の幅を広げている。

 

YUSUKE MATSUKI / 松木 勇介
KEYAKI COFFEE / 代表

2016年にKEYAKI COFFEEを創業。仙台を拠点に店舗運営や焙煎を手がけるほか、エアロプレス関連イベントの運営にも携わるなど、多方面で活動。スペシャルティコーヒーの魅力を国内外へ発信し続けています。

大会を支えた、2人のMC。

萩原 大智 / DAITO HAGIWARA
THE COFFEESHOP / Brand Manager

THE COFFEESHOPの店舗運営やマーケティングを担当。2018年からはロースターも兼任し、コーヒー豆の仕入れから焙煎、品質管理まで幅広く携わる。

西尾 匡史 / MASAFUMI NISHIO
kopikalyan / Head Roaster

インドネシアのコーヒーショップ「kopikalyan」でヘッドロースターを務める。コーヒー競技会に加え、音楽や文芸の分野でも国際的に活動。

04. 競い合うことから、生まれるもの。

ORIGAMI CUPの魅力は、競技の中だけにあるわけではありません。

競技を終えた選手たちが互いの健闘を称え合い、抽出方法やレシピについて言葉を交わす。

競技中の真剣な表情とはまた違う、リラックスした時間の中にも、コーヒーを愛する人々のつながりがあります。

普段は異なる場所で活動するバリスタや、自宅でコーヒーを楽しむホームブリュワー。

経験や立場の異なる人々が、同じ舞台に立ち、同じ一杯のおいしさを追求する。

そこには、競技だからこそ生まれる刺激と、コーヒーという共通の楽しみがあるからこそ生まれる交流があります。

誰かの抽出から新しい発見を得たり、自分とは異なる考え方に触れたり。

大会で得た経験が、また次の一杯を淹れるきっかけになることもあるでしょう。

勝敗を超えて、互いの技術や感性を認め合うこと。

そして、コーヒーを通じて生まれたつながりが、大会のあとも続いていくこと。

それもまた、ORIGAMI CUPが大切にしている価値のひとつです。

 

競技で使用されるORIGAMI Dripperは、磁器製と樹脂製の「Air」が比較的バランスよく選ばれていたのも印象的でした。

また、ドリッパー以外の器具選びにも、競技者それぞれのこだわりが見られました。

目新しい抽出器具を持参する競技者や、ORIGAMIが用意した「TOS Aroma Glass Carafe」を使用する競技者。さらに、ウェアからコーヒーツールまでをピンクカラーで統一し、独自のスタイルで競技に臨む姿も注目を集めました。

味わいを追求するための道具選びはもちろん、見た目やスタイルにも表れる一人ひとりの個性。

同じORIGAMI Dripperを使用する競技でありながら、それぞれの感性やアプローチの違いを楽しめることも、ORIGAMI CUPならではの魅力です。

05. ORIGAMI CUP JAPAN 2026 — THE WINNERS

CHAMPION

【優勝】竹弘 一輝さんのレシピ

KAZUKI TAKEHIRO / @takehiro_desu

island_stone_coffee_roasters

【使用した器具】
ORIGAMI Dripper Air S 
ドリッパーホルダー AS 樹脂
ガラスコーヒーサーバーwith HARIO
OREA SENSORY CARAFE
ORIGAMI Paper Filter CONE
Comandante C40 Nitro Blade
BLOOM
ORIGAMI Beans Tray
エアブロワー
KRUVE パウダーコントロールストッカー(500マイクロン)
Kalita ssw 1000
TDS計
カッピングスプーン

【準備】
Comandante C40 40クリックで35gを挽き、KRUVEで500マイクロン以下を除去する。
エアブロワーでシルバースキンを飛ばす。
ドリッパーとペーパーをリンスしセットする。
ORIGAMI Beans Trayでドリッパーの中心に粉をドーシングする。
BLOOMで粉を平らにならす。

【レシピ】
使用する豆(500マイクロン以下を除去済み)のグラム:30g
お湯の温度:90℃

1) 0:00-0:15 35g
2) 0:40-2:10 200g (+165g)
3) 2:20 ドリッパーを外す。
4)お湯を40-50g加水、
味を取りながらTDS 1.15-1.35 付近で調整。

【補足】
基本的に細く注いでいく。
垂直にお湯を落とし、コーヒーベッドに雫状になる高さで均一に。
1投目は蒸らし。表面全体にお湯が行き渡るように。
2投目は中心から広げていくように中心→外側→中心を繰り返す。
スケール上で、160-170gになったら最後は中心にだけ注ぎ続ける。
決勝の加水量は50g、温帯での計測値TDS1.28

【ポイント】
クリーンカップを目指して若干荒目に粉を挽き、抽出。
抽出がアンダーにならないように豆量を多く使い、少量を常に注ぎ続けることで濃度勾配を利用し抽出効率を高める。
各ラウンドごとでベースとなる上記のレシピ通り作り、液体の味見を行い、更に加水量で調整。
2回戦では、温帯でTDS1.42を示したので、追加で10ml加水するなどして、調整を行いました。

2nd place

【2位】フクウラ タクトさんのレシピ

TAKUTO FUKUURA

常盤珈琲焙煎所 大宮氷川参道店

【使用した器具】

ORIGAMI ドリッパー Air

ORIGAMI ウェーブフィルター

ORIGAMI ガラスコーヒーサーバー with HARIO

ケトル EPEIOS M900

スケール Acaia Pearl

<持参器具>

Comandante C40

コーヒーふるい器 Bloom(粉を均一にならす)

ORIGAMI ビーンズトレー ブロアー(チャフの除去)

 

【準備】

①豆20gを計量→Comandante C40で24クリックで粉にする。

②200μm以下の微粉をふるいで除去。

③ブロアーでチャフを除去。

④ 粉量を15.5gに調整し、Bloomで粉面を均一にならす。

 

【レシピ】

使用粉量:15.5g お湯の温度:85℃(4投目のみ70℃)

1)0:00 40g 7g/秒

2)0:30 60g(100g) 14g/秒

3)0:50 50g(150g) 7g/秒

4)1:10 50g(200g) 3g/秒

5)1:50を目安に落ちきり

6)70℃のお湯で7gの加水

 

【補足】

1~3投目:中心から外側へ円を描く

4投目:70°Cで中心一点集中

 

【ポイント】

複雑な果実感を引き出しながら、雑味を抑え、後味まで綺麗に仕上げることを目指したレシピです。

① 微粉・チャフの除去 200µm以下の微粉とチャフを除去し、抽出の安定性と口当たりの綺麗さを追求しました。

② 注湯による抽出コントロール 1〜3投目は粉全体にお湯を行き渡らせ、風味を引き出すことを意識しました。 4投目は70℃に下げ、中心への一点集中で攪拌を抑え、後味の綺麗さを狙いました。

③ 粉量による複雑さの追求 決勝では粉量を15gから15.5gへ増量。複雑な果実感をより引き出すことを目指しました。

④ 加水による最終調整 抽出後に70℃のお湯を7g加え、濃度と味わいのバランスを調整しました。

3rd place

【3位】前田 亮太さんのレシピ

RYOTA MAEDA

【使用した器具】

︎Dripper : Origami Dripper Air S
︎Server : Origami Aroma Glass Coffee Server & ICOSA CYCLON SENSARY CARAFE
︎Filter : Origami Paper Filter Wave 2cups
︎Grinder : Comandante C40 MK4
︎Tools : Origami beans tray / Bloom / ブロワー / パウダーコントロールストッカー

 

【準備】

①挽き目の選定
Comandante C40にて29クリックで挽き、豆の香りの状態で微調整。

②微粉・チャフカット
24gの豆を挽き、パウダーコントロールストッカーのL(フルーティーメッシュ)で微粉を除去(約19gまでカット)。そこからブロワーでチャフを完全に飛ばす。

③ペーパーリンス
準備時間に1回目のペーパーリンスを実施。
競技時間開始と共に2回目のリンス後にしっかりと水気を切る。
Bloomで粉層を柔らかく平らに整える。


【レシピ】

・使用粉量:18g
・総注水量:215g
・湯温:1〜2投目 85℃ ➔ 3投目 63℃

・1投目(0:00〜0:07):50g / 85℃
10gを真ん中に注ぎ、そこから全体を湿らせる蒸らし。
・2投目(0:40〜0:55):150g / 85℃
中心から外へ広げ、少し撹拌を起こして味を引き出す。
・3投目(1:10〜1:20):215g / 63℃
表面ギリギリまでケトルを近づけ、真ん中に優しく落とす。
・落ち切り:1:40
ドリッパーを外す。


【ポイント】

1. 抽出液を ICOSA CYCLON SENSARY CARAFE へ移し替える。
2. 落ち切った液量を確認し、3周スワリングして味をチェック。
3. カップのコンディションに合わせて約60℃の水でバイパス(約1g〜15g)を行い、スワリング回数を微調整して自分が美味しいと思う液体へ仕上げる。

06. 日本から、世界の舞台へ。

日本で生まれたORIGAMI CUPは、今、世界各地へとその輪を広げています。

異なる国や地域で暮らし、それぞれのコーヒーカルチャーの中で経験を積んできた人々。

コーヒー豆の選び方も、味わいの捉え方も、抽出へのアプローチも、決してひとつではありません。

そんな多様な背景を持つ人々が、ORIGAMI Dripperという共通の道具を通して、一杯のおいしさを追求する。

同じ器具を使っていても、そこから生まれる表現は無限に広がっています。

そして2027年5月、世界各国の競技者が集う「WORLD ORIGAMI CUP 2027」が開催される予定です。

今回、日本代表としてその舞台への切符を手にした竹弘一輝さん。

日本大会で見せた技術と感性が、世界の舞台でどのような一杯につながるのか。

ORIGAMI CUPは、新たなステージへと進んでいきます。

世界各国で開催されているORIGAMI CUPの様子や、WORLD ORIGAMI CUP 2027に関する最新情報は、公式Instagramアカウント @origami_cup にて発信しています。

ぜひフォローして、世界へと広がるORIGAMI CUPのこれからにご注目ください。

 

〜 おまけ 〜 Photogallery

過去開催のORIGAMI CUPダイジェスト動画もご覧ください。

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